ふるさと納税のこれまで 〜〜返礼品フィーバー
ふるさと納税制度が始まったのは2008年、本格的に広まってきたのは2014年頃です。それまでは年間利用者が10万人、13万人と推移していたのが2014年に一気に43万人に増えました。えだまめ家ではその翌年の2015年から参入しました。
それ以降、2015年の年間利用者は130万人、2016年には220万人で、2020年には410万人、総額4800億円がふるさと納税されました。
制度については賛否両論がぶつかって幾度となく議論されてきました。
我が町出身の人が大都市に行ってしまって、東京や大阪で納税しているのを快く思わない地方都市が、努力次第でその税金の一部を奪い返すことができるばかりか、そもそも出身者ではない大都市の住民が納める税金の一部を大都市から分取ることができるこの制度は、地方自治体のやる気をかなり煽りました。
もともと税収が低い自治体でも創意工夫で税金の横取りができるという点が面白いと思います。当然ながら東京や大阪や名古屋など大都市は税収が減りますから反対でしょうね。
我が家もその波に乗って、宮崎県都城市の黒豚32kg分(寄付¥100,000)、同じく都城市の焼酎6升(寄付¥20,000)、長野県小谷村のモンベルバウチャー¥50,000分(寄付¥100,000)、焼津市の一眼レフカメラEOS Kiss X8i(寄付¥300,000)、岐阜県関市のストウブ(寄付¥76,000)、長野県小谷村のコールマンヘキサタープ(寄付¥56,000)など様々なお得なものを狙っていきました。この時はほぼ現金と同じような商品券やポイントなども結構な還元率で手に入れることができました。お得な時代でした。
制度の改正 〜〜泉佐野の反抗 還元率30%へ
ただ、こういった自治体のあの手この手のふるさと納税勧誘策が次第に過熱していき、納税額の半分以上の返礼品を提供するなど行き過ぎも見られるようになってきました。
そこで総務省はついに2019年にふるさと納税は返礼品の還元率が30%以下でしかも地場産品に限ると制度を改正しました。
さらに言いなりにならなかった自治体に対して制度から除外するという強硬策に打って出ました。除外されると住民税からの控除がなくなり単なる寄付になるので、実質ふるさと納税額はほぼ0になるという厳しいものです。
2019年6月に泉佐野市を始めとしたいくつかの自治体が制度の枠組みから除外されることになりました。泉佐野市はなんと2018年には日本全体で5100億円だった寄付のうち500億円近くを集め、圧倒的な強さを見せていました。数多ある自治体の総額の10分の1を泉佐野市だけで荒稼ぎしたのですから、さすがにお上の目にもとまったというわけです。さらに除外直前に、最後まで逆らって300億円キャンペーンを打ち出して注目を集めました。これは通常の返礼品に加えてさらにAmazonギフト券が40%分還元されるという驚くべきキャンペーンでふるさと納税界隈は泉佐野フィーバーになりました。お上はふるさと納税増えたんだから交付金減らすねってパンチ力のある嫌がらせをしていました。出る杭は打たれるの典型ですが、負けじと裁判して勝ってました、泉佐野の勝ちですね👍気骨のある地方自治体にしてやられて官僚たちは歯ぎしりしたはずです。
もちろんえだまめ家でもここぞとばかりビール・肉・タオルなどに突っ込んで8万円くらいギフト券をゲットしました。
何に寄付すればお得なのか? 〜〜日用品です!
ふるさと納税はどのみち払う税金の一部の使い道を指定することで30%程度の見返りが得られる制度です。
ふるさと納税の返礼品といえば真っ先に思い浮かぶのが、普段はあまり買わないような牛肉やフルーツや海鮮など美味しそうなものに目が行きがちでいろんな地方の名産を楽しむという人が圧倒的に多いと思います。
えだまめ家でも当初はそのようなものが中心でしたが、還元率が30%以下になってからは今までに比べて量が減ったり、多くの寄付が必要になることからそれほど効率的にできなくなったことから、なにがお得かを考え直しました。
お得な制度において最もお得になるのはどんな時か?
普段食べないようなちょっと贅沢なものはそもそも必要なものなのか、お金を払ってでも食べたいものなのかを考えるようになりました。どうせ払う税金で財布にあまり影響ないから選んでいるのであって、お金を払ってでも食べたいものは意外に少ないということに気が付きました。そこで思い切り発想をかえて、「必要不可欠な日用品をいただく」という方針に変更しました。
つまり、将来的にほぼ避けられないだろう支出を、ふるさと納税を利用して減らすことができれば、使うはずだった資金が温存でき、あたかもその資金をもらっているのに近いことになるのではないかという発想です。
ふるさと納税に関するサイトやブログは美味しそうなものや珍しいもので溢れていますが、そんなものには一切目もくれず、ただただ、必要なものを探しはじめました。
必要不可欠なものってなんだろう、と考えた時に真っ先に思い浮かんだのは、「米」「酒」「塩」「砂糖」「小麦粉」でした。
これらが必要ない生活なんてほぼあり得ないと思います。
探してみるとたくさん種類があるものもあれば、全然なくて困ったものもありました。
ここからはそれぞれの返礼品について解説を交えてご紹介していきます。
- 米
- 日本酒
- 塩
- 砂糖
- 小麦粉(米粉)
- オリーブオイル
- キッチンペーパー
- サランラップ
- トイレットペーパー
どのサイトでやればいいの? 〜〜楽天市場です!
ふるさと納税を始めるときにまず考えないといけないのが、自分がどれくらい寄付できるか。
これはさまざまなサイトがありますので、「ふるさと納税」「シュミレーション」「寄付」で検索してみてください。収入や社会保険料などを入力すれば簡易の計算をしてくれます。
重要なのは自分の限度額以上寄付してしまわないことです。限度額を超える寄付は住民税から控除されず、ただただ善意で寄付しただけになってしまいます。いいことですが、そんな余裕もないのに思いがけず寄付してしまうことは避けましょう。
次にどのサイトでやるかということです。
ふるナビ、さとふる、ふるさとチョイス、楽天ふるさと納税などさまざまなサイトがあります。それぞれ扱っている自治体の数が違うのですが、どれが一番お得かということになれば、圧倒的に楽天市場でやる楽天ふるさと納税です。やり方は簡単でただ楽天市場で「欲しい商品」「ふるさと納税」で検索すればずらっと出てきます。
楽天がなぜ重要なのかといえば、ふるさと納税でも通常の買い物と同じように楽天ポイントがつくという点です。ふるさと納税は一件で数万円と高額なことが多いです。例えば¥30,000寄付すれば4倍ポイントなら1200ポイントです。これはかなり大きいです。楽天スーパーセールの5・10の日にすればもっとポイントゲットできます。
さらに楽天に侵入する前にポイントサイトを経由すればポイントダブル取りできます。ポイントサイトはふるさと納税に関係なく、ネットショッピングの時には必須のお得システムですから、「ポイントサイトってなに?」って人は「ポイントサイト」「ハピタス」「ちょびりっち」「gpoint」などで検索してみてください。壮大なお得な世界が広がってます。
さて、準備ができたらまずは楽天市場を開いて気になるアイテム、例えば「お米」と「ふるさと納税」を入力して検索してみてください。なんと20000件以上がヒットしてきています。すごいですね。